宮之浦岳登山
登 頂 日 2009年04月初旬
登頂山名 宮之浦岳 1936m (九州最高峰)(鹿児島県)
登頂行程 淀川登山口 →淀川小屋 →小花之江河 →花之江河 →
投石平 →宮之浦岳山頂 →往路下山淀川登山口
本日は日帰りの為、早朝出発です。
駐車場とトイレが有る「淀川登山口」から登山開始です。
木段を登ると目の前に鬱蒼とした原生林が現れました。
恐竜でも出てきそうな雰囲気です。
樹木は木と言うより巨木だらけ。
「この山は尾根伝いに目的地に着くのではなく、山を越したり迂回しながらの登山になりますから・・・」
と言っていたガイドさんの話の通り、最初からアップ・ダウンが続きます。
足元には木の根が縦横に這い、頭上には大木が倒れかかっています。
整備はされているとはいえ「足元注意」「頭上注意」の連呼です。
幸いにして今日も「晴れ」。
これだけでも屋久島では「超ラッキー」な事らしいです。
「淀川小屋」に着きました。
無人ですが外にトイレも有ります。
小屋の裏を淀川源流の川があり「縄文水」とかいう名前で飲めると言うことだったので、ペットボトルに入れて飲みました。
冷たくて美味しかった。
元気がでてきました。
橋を渡って進んでいきます。
「パーッ」と目の前が開けました。
「小花之江河」です。
自然が造り出した日本庭園のような湿原地帯です。
「ワァー」と声を上げると
「この先にもっとでっかい所が有るよぉー」と声がしました。
「日本最南端の高層湿原」である「花之江河」です。
さながら山の中のオアシスです。
正面に「黒味岳」が見えました。
しかし目的の「宮之浦岳」の姿はまだ影も形も見えません。
「1番奥にあるから奥岳なんだよぉ」と誰かが言いました。
「そぉーかぁー」と納得して標識に沿って更に進みます。
この辺りから低木が多くなり巨岩が目に付きだします。
「投石平」の所では「屋久猿」が岩の上でポーズまでとってくれて、私達の疲れを癒してくれました。
いくつ山を越したか分かりません。
こんなに厳しい山は久し振りです。
「くりお岳」の標識の上に巨岩がありました。
(歩きながらのシャッターでブレてしまっています。悪しからず・・・)
「もうすぐ宮之浦岳だよぉー」と言われて見上げると、まだ見えている山の左奥の山でした。
「あぁーっあぁーっ」
「胸ツキ八丁で足パンパン」なのです。
でも、歩かないと到着しません。
宮之浦岳山頂は露出した花崗岩の岩が幾つもあり、そこからは360°の大展望を存分に楽しめました。
「永田岳」がキレイに見えました。
周りの山は1800m以上の山ばかり。
その殆どに色んな形をした巨岩が乗っています。
昼食をとり往路を下ります。
約10時間の行程でしたが、何故か疲れた感じがしません。
長い間の夢が叶い、天候にも恵まれ最高の登山でした。
追伸:アンケートに「しんどかった」に◎ その横に「でも楽しかった」と書き加えました。